エア文フリ東京フリーペーパー 的な近況報告

ご無沙汰しております。「風見鳩」の宮本小鳩です。
本来ならば、本日は恒例の「第三十回文学フリマ東京」にサークル参加する予定でしたが、このような状況下ですので、せめてエア文フリ的なことの一つもしてみたく思い、おそらく新刊で出たであろうミニ詩集をデータ公開することにいたしました。以下のリンクからどうぞ!

ミニ詩集『公園の鳩が痩せていた』

http://miyakoba.com/wp/?p=581

ほんの数分ほどの退屈しのぎにでもなれば幸いです。

思えばこの数か月というもの、それまで当たり前に通勤し、買い物やレジャーを楽しんでいた日々よりもはるかにあっという間に時が過ぎ去って、気がつけばそこかしこに苛立ちと悲しみとやるせなさとが苔のようにこびりついてなかなか取れずにいるような感じです。
今年の2月半ば、既にある程度の警戒心を強めていた中で、ずっと楽しみに待ちわびていたロマサガのコンサートに行ったのが、ここ最近まともに遠出した最後です(本当に楽しみだったんです。そして最高に素晴らしかった)。あれは本当にギリギリの決断だったのではないかと今でも思うのです。おそらくあと一週間開催日が後だったら中止になっていたかもしれません。まあそれはさておき……

私はもう何年も、とある音楽教室のドラムのレッスンに通い続けてきました。先生から直に指導を受けるたびに、また今週も練習不足だったと毎度のことながら詰めの甘い分析に終始して勝手に落ち込んでは気を取り直す、その繰り返しでしたが、普段からろくに運動をしない私にとってまたとない身体を動かす機会であり、日々のモチベーションを保つための源でもあったのです。
ところが、2月の終わりに連絡があり、まず3月分が休講となり、ほどなくしてそれが無期限休講となってしまいました。秋に発表会で披露するための曲も選んでいる最中でしたが、結局いまだに候補曲も発表会の申込書も出せないまま今に至ります。

音楽教室、というか音楽関係においていわゆる「三密」状態を克服するというのはかなり難しいように思われます。騒音対策のために密閉する必要がありますし、締め切った個室でのレッスンが一回につき約一時間、どう考えても濃厚接触になってしまいます。
まさかこのようなことになるなんて。ライブの映像等を見るたびに、再びこの熱狂の瞬間に立ち会える日が来るのは一体いつになるのだろう、と心に暗い影がよぎってしまうのです。

こんな時期だからこそ、自宅で自主練習に励むことが大事なのに、なかなかそのような気分になれず、おかげでここ最近の癒しは「あつまれどうぶつの森」です。人生初ですよ、どうぶつの森。面白いですね~可愛らしいですね~。なんですかあの博物館のクオリティの高さは!Switchバンザイ!DL販売ありがとう!
現実から目をそらすように始めたこのゲームですが、結局のところ今の現実でできないことばかりやってる気がします。可愛い服をあれこれコーディネートしてみたり、部屋を増築して音楽室をこしらえてみたり(先日念願のドラムセットをゲットしました!)

まだまだ世間は予断を許さない状況ですが、それでも少しずつでも良い方向に向かっていこうとしている、と信じたいです。月並みな意見ですが……
私も目下、在宅勤務中の身です。テレワーク開始の前日、上司の方から「どうかご無事で」と言われたのが今も頭から離れません。
これをお読みくださっている皆さまも、どうかご無事で。
11月の文学フリマで、お会いできますように。

宮本小鳩

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。