【詩】宿題

宿題

年が暮れる頃合いの空は
どこかに何かを置き忘れたように
ぽっかりと穏やかだ
冷たい風が耳を打つ
いつかの宿題を思い出したみたいに
一足跨ぐその前に駆け込むことを
もはや諦めたその時から
代り映えしない日常をあえて上書きしてみる
休める時には休もうよ
乾いた息がもうすぐ賑わう
熱灯る夜明けがまたやってくる

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